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2008年08月 アーカイブ

2008年08月19日

赤字経営からはさようなら1 赤字の概念

今回から4回シリーズで「赤字経営からはさようなら」をお話させて頂きます。
赤字経営というと皆さんはどのような状態を指すと思いますか?損益計算書の当期利益がマイナスになっていれば赤字。確かに、それは赤字ですね。それでは、当期利益はプラスなのにお金が減っている場合は如何でしょうか?これは黒字?黒字だからこのままでOKですか?それはちょっと疑問ですよね。なぜなら、そのままで経営をやり続けたらお金がなくなってしまうかもしれないですからね。そうなのです。一般に中小零細企業の決算書は税務申告のために、税理士が決算書を作成していますので、税務会計でできているケースがほとんどなのです。ただ、この税務会計がくせものなのです。税務会計は税務申告をする場合にはとても優れた会計システムですが、経営資料となると実態を表さなくなるケースが多くでてきます。

赤字経営からはさようなら2 税務会計は税金の計算用?

税務会計は税金の計算用?そこまで極端ではありませんが、
例えば、減価償却費は税法で耐用年数がその固定資産によって細かく決められており、借入金の返済期間などは関係がないため返済金額と減価償却費が全然ちがう金額となります。また、期末に賞与の支給対象期間分の未払金部分も損金で認められていないため、賞与引当金の計上も最近はやらなくなりました。税務会計とは税金を公平に課税するための会計システムなのです。
税金を公平に計算するためのもので経営をしてもよいのでしょうか?

赤字経営からはさようなら3 会社のやるべきこと

それでは、どのように考えていったらよいのでしょうか。そこで、私達から提案があります。期中の会計はキャッシュフローを中心とした会計(以下「CF会計」という。)により経営実態を適切に表現して、期末の決算の時だけ、税務会計のものを作ればよいのではないでしょうか。
えっ、そんな面倒なことをしないといけないの?と思われる方も居られるかもしれません。しかし、実際私達の事務所ではクライアントのご要望によりますが、期中はCF会計にて月次の会計資料を作っております。しかもその会計資料は経営会議で使えるものとなっているのです。

赤字経営からはさようなら4  月次経営会議

黒字の会社を作るために絶対に必要な会議にこの経営会議があると思います。それでは、この経営会議とはどのようなものなのでしょうか?私達が提案する月次経営会議は次のとおりです。
①開催日 ・その月の前半が望ましい。
②出席者 ・社長 ・その他経営参画者 ・会計事務所
③内容   ・月次決算(CF会計版)報告 
       ・前月取り組み結果報告 
       ・今月取り組み課題
④ポイント1 月次決算数値は、例えばこの会議が8/10開催とすると、その前月の7月分までの数値を使用する。 「えっ、でもうちは8/10の段階では6月分までの数値しかできていないよ」という意見もあるかと思いますが、前月の取り組み結果を今月確認するわけですから6月分の数字では役に立ちません。
⑤ポイント2 月次決算報告の内容は、該当月の損益状況 財産の増減等 資金の流れの確認 前年同月との損益・貸借比較 予算との比較 損益分岐等のあらゆる角度から検証し会社の現状を浮き彫りにします。
⑥ポイント3 前月の取り組み課題の結果報告
⑦ポイント4 前月の取り組み状況と現状把握から、今月取り組み課題を明確にし、優先順位をつけます。
⑧ポイント5 次回の開催日を決めます。
皆様も経営会議を通して、現状の問題点を明らかにし、その問題点を「月次取り組みシート」により確実に改善してゆくシステムを構築してみませんか。きっと、会社の発展に貢献することと思います。

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